趣旨 本山荘からの眺望。その素晴らしさに圧倒される。赤川庄市氏1)が山防人(やまさきもり)として,この山荘を整備した。森林が果たしてきた多様な機能を理解し,その機能を十分に未来永劫にわたって発揮できるよう森林を見守り続ける場として遺してくれたと思う。 この山荘に来て山々をゆっくり見渡す。この豊かな自然と向き合い,自分自身を丁寧に見つめ直す。抱えている様々な問題・課題はすぐには解決できないが,焦る必要はないと豊かな自然は教えてくれる。喧騒な日常からしばし離れ,様々な可能性を探り,多様な人たちと議論する。時間はかかるが必ず解決の糸口は見つかる。そのような創造的な活動を支援する場所として,天空のラボ「峰の山荘」を設置する。併せて,持続可能な開発のための教育(ESD)2)の視点から,四国の豊かな森づくりを支援する活動を行い,赤川庄市氏の遺志を継いで,四国の山を未来永劫にわたり見守る拠点(赤川林業西宇事務所)とする。
住 所 〒779-5451 三好市山城町西宇1011-1 赤川林業西宇事務所 標高540m
連絡先 石井 明(090-5146-2084 ishii.akira@kagawa-u.ac.jp)
管理委員会(予定)
石井 明(代表)(香川大学名誉教授)
赤川正樹(株式会社四国ケーブル代表取締役社長)
岩本直樹(香川大学名誉教授)
大内忠治(株式会社山城もくもく代表取締役)
黒沢 信(ODSS四国代表者)
乗常晃男(峰の杜山荘所有者)
崎岡信幸(土地家屋所有者)
1)赤川庄市氏(1925.10.21~2019.8.14):四国ケーブル㈱を設立(1964.6.26)。赤川庄市氏の祖父,赤川庄八氏の地元山城町・池田町(現在,三好市)への貢献を称えた顕彰碑が,小歩危駅近くの吉野川に架けられた橋(赤川橋)の袂に建てられている。
2)ESD: Education for Sustainable Development 「持続可能な開発のための教育(ESD)」