開催趣旨
日本の森林面積は約2500万haで、日本の国土の66%と、国土の約2/3を占めています。森林面積が多い県の1位は北海道(554万ha)で、少ない県は、大阪府,東京都に次いで香川県が8.8万haとなっています。これまで森林が果たしてきた多様な機能を理解しながら、その機能を十分に発揮し、持続可能な四国の豊かな森づくりを目指すため、雲辺寺周辺ジオ・トレイルランニング大会(通称:ジオ・くもトレ赤川杯)を開催します。
雲辺寺は四国88ヶ所の66番札所で、お遍路みちの中でも、標高911mと最も高い位置にあります。現在、お遍路参りは香川県側ではロープウェイを利用しますが、昔は標高差661m、距離約4.2kmを歩いてお参りしていました。
一方、日本にはジオパークが46地域にあり、その内9地域がユネスコ世界ジオパークです。四国には、3つのジオパーク(室戸ユネスコ世界ジオパーク、四国西予ジオパーク、土佐清水ジオパーク)と2つのジオパーク構想(三好ジオパーク構想推進協議会、讃岐ジオパーク構想推進準備委員会)があります。地球(ジオ)を学び、ジオを丸ごと楽しむには、ジオ(大地)を踏みしめ、ジオを体感できるスポーツが適しています。学問とスポーツの融合がコロナ後を見据えた「地域の活性化」を支援することが可能であると考えています。讃岐ジオパーク構想推進準備委員会とトレイルランニング大会がコラボし、持続可能な四国の豊かな森づくりを考える新たな出会いの機会を創出したいと思います。
基本理念
・自然体験、環境教育、健康と福祉など、社会貢献する
・選手、応援する家族や友人、スタッフ、みんなで楽しめる
・記録・順位・強度を最優先とせず、レベルの高い選手が初めての選手に手を差し伸べる
・安全に楽しくをモットーに、誰でも参加できる
といった、安全で・人に優しく・交流が持続するような場を目指します。